無くてぞ人は恋しかりける

【登場人物紹介】君の舞う戦華外伝 『無くてぞ人は恋しかりける』

君の舞う戦華より25年ほど前の物語。
花丘の国の当主斎藤利雅は大の女好き。ある時一人の女子に出会い、初めて真の恋をする。
しかし、それぞれがそれぞれを思いやり、そしてすれちがってゆく。
何故利雅は樹を傍に置いてやれなかったのか。

斎藤利雅
(さいとうとしまさ)
 
花丘の国現当主。話術に優れ、政事は得意としている。
そのため、前当主斎藤利秀は早くに当主を退き、利雅にその座を譲った。
利雅は民を敬い戦の無い国を治めているが、女遊びが激しく未だ嫁を娶っていない。
その為、家老たちが強引に話を進め、22歳になる御年に正室を迎える事になった。
文には秀でているが剣の腕はそこそこ。
前編ストーリー中は21歳、もうすぐ22歳。冒頭部分は45歳。
中編では23歳。後編では24歳。
  

(いつき)
 
利雅の正妻になる小春に使える侍女。元々は油問屋の娘。
女でありながら加藤家の護衛武士を務めるほどの剣士。
いつも男と間違えられているので、女扱いされると弱い。
「君の舞う戦華」の加藤尚雅の母。19歳。
中編では20歳。後編では21歳。
  
加藤小春
(かとうこはる)
 
利雅の正妻になる花山の国名門の加藤家の娘。
子供のころに負った傷のせいで視力が弱く(樹の関わる事件)、
かなり間近に寄らないと見えない。
心優しく聡明。樹とは幼馴染であり親友。
「君の舞う戦華」の斎藤利明の母。18歳。
中編では19歳。後編では20歳。
  
加藤秀尚
(かとうひでなお)
 
加藤家の嫡男。小春の兄。シスコン。
利雅とは子供のころから顔を合わせる機会が多く、本人たちは認めないが幼馴染。
どこかしらお互いが似ているので、顔を合わせれば言い合いばかりしている。
同じ剣道場で出会った樹に心を寄せている。二年前に突然武者修行に出た。22歳。
中編では23歳。後編では24歳。
  

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